昔の日本には外部と敷地の堺に門(長屋門)がありました。近隣とのつながりが希薄となり、 住まいの防犯性が求められる現代において、私たちは 社会や街との接点となる「門」の あり方を再定義しました。

門を地域コミュニティへのポータルとして、また、パブリックとプライバシーをつなぐ接点てとしてデザインしました。単なる 出入口としての門ではなく、時には近隣とのコミュニケーション空間となり、時にはプライベートな癒し 空間となる、「離れ」としても活用。さらに、門と母屋の間の中庭は、「アウトドアリビング」として楽しめます。「門のある家」は、新しい暮らしの価値を創造します。

2015年グッドデザイン賞受賞作品